Happy Dongsuk Day

ミュージカル俳優チョンドンソクさんを、日本から応援するサイトです。

記事翻訳『何度も見たくなる名作の醍醐味』

http://m.newspim.com/news/view/20220311000796

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ヤン·ジニョン記者=最高の興行ミュージカル「ジキル&ハイド」が新しい2次キャストの合流で華麗な名声を続ける。 パク·ウンテ、チョン·ドンソク、カイが描き出す目新しい魅力のジキル博士、ハイド氏に出会う。

現在「ジキル&ハイド」がシャルロッテシアターで公演中だ。 今シーズン2次キャストとして合流したパク·ウンテ、チョン·ドンソク、カイ、チョン·ユジ、ヘナ、イ·ジヘのベテランながらも新鮮な演技に出会える。 フランク·ワイルドホーンの一度聞けば忘れられない強烈な音楽と壮大な舞台、人間の内面の二重性を表現するジキル/ハイド役俳優の繊細な演技が調和した完成度の高い公演が毎日のように続く。


◆国内最高のミュージカル、アップグレードされたキャリア+フレッシュなニューキャストの組み合わせ

 

「ジキル&ハイド」はロバート·ルイス·スティーヴンソンの小説「ジキル博士とハイド氏のおかしな事件」を脚色したミュージカルだ。 一人の俳優が善悪を分離したキャラクター「ジキル/ハイド」を演じ、国内で特に愛されてきた。 チョ·スンウ、リュ·ジョンハン、ホン·グァンホ、パク·ウンテ、チョン·ドンソクなど韓国最高のミュージカル俳優たちが主演を経験した韓国を代表するミュージカルで、韓国人が最も愛する作品でもある。

 

昨シーズンに続いて再び合流したチョン·ドンソクの「ジキル、ハイド」は一段階アップグレードした魅力で劇場を掌握する。 ジキル博士は支配階級のエリート知識人だが、同情心と憐れみを持っている人物だ。 父親を治療するという固い信念、弱者を見る揺らぐ目つきが印象的だ。 一方、ハイドはさらに荒く獣のような姿を現し、一瞬にして皆を震え上がらせる。 鋭い目つきや残酷極まりない表情、予測できない身体の演技からジキルとハイドの全く違う人格が生々しく感じられる。


チェ·スジンのエマは芯の固い人物で、ジキルに向かって確信に満ちた愛だけを見せてくれる。 彼の信頼に頼りながらも、彼を守ろうとするジキル博士と一緒にロマンスのコンビネーションが息を吹き返す。 しっかりした声量で消化する高音パートでも、エマの安定感が表現される。 ルーシー役のチョン·ユジは今シーズン、ニューキャストで最近の子のような魅力が目立つ。 居酒屋で働きながら世間の荒波にもまれていたが、一方では子供のように純真な姿を見せている。 彼女が一寸先も見えないまま希望に胸を膨らませた瞬間、客席はそのままルーシーの味方となり、気まずい感情に襲われる。


◆人間の二重性、本能に関する話…多彩に解釈する楽しさ

「ジキル&ハイド」は特に国内で愛されており、多くのファンを従えているだけに多回観覧客が多い作品でもある。 自然に多様なキャストと様々な俳優たちを組み合わせて、全く新しい舞台を鑑賞する楽しみがある。感情的で人間的な内面を備えたチョン·ドンソクのジキルで公演を見た後には、パクウンテ、カイのキャストの魅力を経験してみたくなる。 落ち着いて大人びたチョジョンウン、エマと対比される愛の確信に満ちたチェ·スジン、驚くべき集中力のソンミン·ルーシーと無邪気なジョンユジも同じだ。


もう一つのポイントはジキルとハイドが分離したが、結局一人の人間という点でこの劇の隠された面を発見することができる。 舞台に上がった公演は結局、見る人の役目なので、多様な解釈が出るしかない。 ハイドの極悪非道な殺人、ルーシーに向けた歪んだ感情をジキル博士と関連付けて解釈するほど、より豊かな劇の魅力が感じられる。 善悪を分けて「選択」できると主張していたジキル博士のセリフを劇後半で思い出す瞬間、人間の本能と主体性について新たな考察にも陥る。 人間の内面に関して多彩な観点を提供する名作であり、一度ぐらいは見るべき作品である。 5月8日までシャルロッテシアターで公演。